リフレクター内蔵バルーンによる携帯救命用遭難位置表示装置

【発明の目的】

本発明は、海上遭難、冬山遭難、山岳遭難、迷走自己等の緊急遭難時に救助隊等に遭難者が自分の居場所を知らせるレーダーリフレクター内蔵バルーンによる携帯救命用遭難位置表示装置であります。
昨今のレジャーを楽しむ人達は、あまりにも無防備であり危機管理が疎かにされています。
「備えあれば憂いなし」
緊急遭難時に備え万全を期してから楽しむべきであると思います。

本装置は、レーダー反射器が上空に浮遊するという画期的なもので世界に類が無く、しかもバルーンを上空に安定浮遊させる為に特殊な風洞が装着されています。
現代のレーダーによる科学捜索に対応出来る本装置は遭難者の緊急時使用を配慮し、小型・軽量・操作簡単・作動確実を旨とし、特に携帯性に優れ、いかなる悪条件下でも容易に使用できるよう設計されています。

これにより、一刻を争う緊急時に遭難者の位置を的確に補足し、人命救助活動の効率化が期待されます。
特に夜間捜索にはその威力を発揮する事と思います。

【物品概要】

本装置は、小型高圧ヘリウムガスシリンダー、ガス充填装置、索引ロープを内包した合成樹脂製の容器 本体と着脱自在のキャップ内に圧縮されたリフレクター内蔵バルーン並びに風洞より構成され、該バルーンにはロープがつながれそのロープは容器本体の固定板に着脱自由にしてつながれ、ガスシリンダーとバルーンはガス充填装置を操作することにより連通し、ガスがバルーン内に注入されると該バルーン下部の逆止弁が閉じ、バルーン内にガスが充満されると同時にバルーン内に圧縮されていたレーダーリフレクターパネルが設計形状に展開されバルーンはヘリウムガスの浮力により、自動的に上空に浮遊して約1週間にわたって、遭難位置表示装置として機能します。

本装置の中核を成すリフレクターは、コーナーリフレクターで変形自在かつバルーン膨張時には設計形状に展開します。
互いに直交する3枚の反射パネル即ち、縦・横・水平の3枚のパネルより構成され、水平パネルの上面及び下面に、それぞれ4個づつ計8個の反射室が形成され、各反射室は互いに直交する2つの反射面により囲まれ、全方向型コーナーリフレクターを形成しています。

更に本装置には、特殊な風洞がバルーン下に装着され、吹流しの原理を応用して、風が吹くと揚力を増してバルーンの安定浮遊に資する様に設計されています。
ヘリウムガスの浮力と自然の風力を利用した気流力学の応用です。

このリフレクターパネルは、バルーンと同様に耐寒、耐熱性が良く超軽量のバリヤー性の良い特殊フィルムを使用し、リフレクターパネルにはその表面に誘電特性に優れた金属が蒸着されている。
この金属を蒸着した反射パネルに、レーダーから発射されるレーダー波が投射されると、レーダー波はこのパネルにより反射し、その反射波はレーダーに確実にキャッチされ、遭難者位置を正確に補足し、早期救助活動が可能となります。
このコーナーリフレクターは全方向に対応出来る無指向性反射器です。

現在使用されている固定型リフレクターは海上の場合、海面反射、波高等により補足困難を極め、探知が容易ではありません。
本装置は上空に浮遊している為、レーダーで容易に補足され、的確に遭難者が確認できます。

【取引事例】

2000年 第八管区海上保安本部他

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